補足1〜3月のCPIはいずれも市場予想を上回り、発表の度に相場に波乱を起こしてきました。それだけに今回4月のCPIが市場予想通りの減速を示したことに相場は安堵。株高・債券高・ドル安で反応しました。円相場は154円台後半を付けています。 軟着陸シナリオが息を吹き返し、市場では年内2回超の利下げが織り込まれています。6・7月のFOMCは現状維持が見込まれますが、この間にデータを精査し、9月から利下げが始まる見込みです。その頃には140円台の可能性も。
コメンテータープロフィール
1974年生まれ。99年に株式会社大和総研へ入社。以降、内閣府、SMBC日興証券株式会社でエコノミスト業務に従事。2017年1月より現職。専門はマクロ経済(国内外の景気、財政・金融政策)と金融市場(株式、債券、コモディティ等)
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