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高口康太

高口康太

認証済み

ジャーナリスト、翻訳家

報告

見解会談では実質的な成果はなく、中国側も全面的な友好ムードにはいたっていません。人民日報の一面はメキシコやブルネイなどの首脳との会談で、岸田首相との会見は二面に回されました。人民日報での扱いを通じて、日本との関係を中国共産党がどう見ているか、発信しているわけです。 ですが、全面的な友好ムードではないにせよ、会談に意味がないわけではありません。処理水放出後、海産物の輸入禁止という明文化された処置だけではなく、日本企業に対する圧力は高まり、先日行われたネットバーゲンセール「独身の日」でも、日本製品の売り上げは低調でした。首脳会談によってこうした雰囲気がある程度、緩和することが期待されます。

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