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太刀川弘和

太刀川弘和認証済み

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筑波大学災害・地域精神医学教授

報告

見解こどもの不登校が原因で自分を責めてうつになる親御さんもたくさんいます。しかし不登校の要因は多種多様で、当初は先生や生徒とあわないことから、次にクラス、学校となじめないという順序で問題化していくので、決してその親の問題だけではありません。不登校とは学校の孤立・孤独問題です。何か問題があると自己責任や誰かのせいにする冷たい現代社会の考え方が、不登校を生んでいるのではないでしょうか。孤立も自殺も不登校も、自分には関係ない、誰かのせいだと思っている人は、よく考えてほしいものです。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 井上智介

    精神科医/産業医

    見解親も孤立しないこと。 不登校になれば、やはりその本人に焦点が当たりますが、親もどうすればいいか分か…続きを読む

  • 高祖常子

    子育てアドバイザー/キャリアコンサルタント

    提言子どもが不登校になった時にその後どうするのかということが、ほぼ親任せになっているのが現状です。 「自…続きを読む

コメンテータープロフィール

太刀川弘和

筑波大学災害・地域精神医学教授

1993年筑波大学医学専門学群卒業。 筑波大学附属病院、茨城県精神保健福祉センター、茨城県立友部病院、筑波大学保健管理センターを経て現職。青年期精神医学、災害精神医学、自殺予防学が専門。様々な時事問題に隠れるメンタルヘルスの諸相を、個人と社会の相互関係から考察する。茨城県災害・地域精神医学研究センター部長、日本自殺予防学会理事も務める。著書「つながりからみた自殺予防」など。

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