解説イスラエルはルールに則り、人道的な配慮をしているとはいうが、実際はハマスを殲滅させることが出来るなら病院を攻撃するのもいとわない。実際、ガザ地区で唯一の小児科がある病院も空爆されたが、イスラエルは自らの攻撃とは認めていない（が誰が見てもイスラエルの爆撃）。こうした状況が今後も続くことになる。それにしても、以前は「イスラエルは病院を攻撃しない、それはイスラム聖戦の誤射だ」と言っていたのに、今は言い訳もせず、ただ攻撃の事実を認めないという立場になっている。
コメンテータープロフィール
専門は国際政治経済学。研究対象は宇宙政策、核不拡散、原子力安全、国際保健ガバナンス、経済安全保障、経済制裁、半導体政策、欧州統合、中東問題（特にイラン）など。宇宙政策委員、国際宇宙アカデミー正会員、日本安全保障貿易学会会長などを兼任。
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