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鈴木洋仁

鈴木洋仁

認証済み

社会学者/神戸学院大学准教授

報告

提言広く、多くの人たちのあいだでの議論にむけて、国会議員が働きかけては、どうでしょうか? 男性、女性、あるいは、性自認をとわず、だれもが、結婚したあとも、皇族の身分を保持したいのでしょうか? そう望まなかったら、どういった手段がありうるのでしょうか? 皇族の「数」だけに議論を絞るよりも、すくなくとも向こう数十年は続く人口減少のなかで、どんなかたちが望ましいのか、を考える機会だと思われます。 「数」を減らさない、そこにやみくもにこだわるだけでは、皇族おひとりおひとりの気持ちや事情を無視しかねません。 ひとりの人間として、さまざまな思いや事情をかかえるなかで、どのように、日本社会のなかで、続けていくべきなのかを、考えたい。 いろいろな話し合いをとおして、人々の考え方を、より深めていく機会にはできないものでしょうか?

コメンテータープロフィール

鈴木洋仁

社会学者/神戸学院大学准教授

1980年東京都生まれ。専門は歴史社会学、メディア論。元号や天皇に関する研究を進めている。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。京都大学総合人間学部卒業後、関西テレビ放送、ドワンゴ、国際交流基金、東京大学等を経て現職。著書に『「平成」論』(青弓社)、『「元号」と戦後日本』(青土社)、『「三代目」スタディーズ』(青土社、2021年2月刊)、共著に『牧野守 在野の映画学』(太田出版、近刊)などがある。

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