解説自民党にとって「本当の勝敗ライン」は、自民単独過半数である。 233以上を確保すれば、公明党と合わせて絶対安定多数を確保し、今後の国会論戦も有利に展開させることが出来る。 「政治とカネ」に対する世論の抵抗が強い中で、数は減らすものの単独過半数を確保できる可能性が見えているのは、あまりに早すぎる解散総選挙の中で、野党共闘が全くと言ってよいほど進んでいないことがある。 多くの選挙区では、維新、ないし共産、そして立憲が競合し、野党乱立の中で、政権批判票の一本化が出来ていない。それに対して自公の選挙協力は盤石のところがある。 こうしたチャンスをものにできないとすれば、野党に対する政権交代の期待も薄れていく可能性も否定できない。 いずれにしても選挙は始ったばかりだ。今後の選挙戦に注目だ。
コメンテータープロフィール
日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。
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