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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説この国会は「政治とカネ」国会となる。 それを受けてたつ与党は過半数に満たない少数与党内閣だ。 また、野党は、50議席を増やして勢いにのる立憲民主党や、議席を4倍にした国民民主党などが、与党に対する攻勢をかけて国会の論戦に臨む。 石破政権にとって唯一の救いは、野党がバラバラな事だろう。 この「政治とカネ」で、野党共闘が進めば、内閣不信任案が可決する可能性もあり、その場合には「サドンデス」内閣という、あやうい側面も持って、政権運営は続くことになる。 「令和の政治改革」が、少数与党のもとで進むのか?それとも、やはり、細川内閣のように政権交代しないと進まないのか。分かれ道となる。

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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