Yahoo!ニュース

白鳥浩

白鳥浩

認証済み

法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説安倍氏が凶弾にたおれてから2年が過ぎようとしている。 21世紀になってから、日本の政権を担当した人物が、暴力によって命を奪われるという事件は、日本の選挙の風景を一変させた。安全への配慮の中で候補者は、有権者から距離をとってしまうこととなり、「民主主義の距離」は、心理的にも、現実的にも開いてしまうこととなった。 自民党もいくつかのスキャンダルの中で、多くの派閥は解消され、その支持率は2012年の自公の政権奪還以来、最低を更新している。 国民の政治不信はかつてないほど高まっている。そうした中で、日本政治の信頼回復への道筋はいまだみえてはいない。 安倍氏が現在の日本政治を見たらどのように考えるのだろうか。

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

白鳥浩の最近のコメント