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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説今回の都知事選では、もちろん「誰が勝つのか」、ということも焦点であるが、もう一つは、「投票率はどれぐらいなのか」ということも焦点である。 というのも、投票率が低い選挙で当選したとしても、その選挙の正当性すら疑われる結果となる可能性がある。しかしながら、十分な投票率を確保したうえでの選挙結果であれば、その正当性に誰も疑問を挟むものはない。 おそらくは、過去最多の候補者の立候補、著名人の複数の候補者、さらに選挙にまつわる多様なニュース報道によって、都民の関心は喚起され、前回よりは投票率は高くなり、6割程度となることが予想される。 こうした政治への関心を失わないことが大切だ。

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コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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