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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説民主主義の危機である。 アメリカにおいては、大統領候補の一人が銃撃され、日本においては、「政権交代」をさけぶものの、その具体的な受け皿が見当たらない。 これほど「政治とカネ」の問題がありながら、いまだ現在の岸田政権にとって代わるような明示的な政治勢力は、明らかになってはいない。 しかしながら、とりあえずは岸田首相は9月の総裁選には出馬しないほうが良いとするのが57%と、ほぼ6割の回答者が、岸田首相以外の政権を期待していることが明らかになった。 しかし、そこで重要なのは都知事選・都議補選で明らかになったように、既存政治との決別を表す、何らかの変化であり、新しい政策である。 民主主義を新たにたてなおすこと、それが求められている。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 牧原出

    東京大学先端科学技術研究センター教授

    解説今の低支持率から、この結果は分からなくはない。だが候補になり得る政治家一人一人について、出馬しない方…続きを読む

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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