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白鳥浩

白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説政権支持率が過去最低というのは、支持率の好転がなければ、もはや岸田政権が持たないということを意味している。 考えてほしい。来年の政治日程を。 秋に選出される総裁が、選挙を取り仕切ることとなる。 来年の7月には参院選があり、そして10月には衆院議員の任期が切れる。そうなったときに支持率の低い総裁で選挙を乗り切れるのだろうか。 それが支持率最低の岸田首相であれば結果は火を見るより明らかだ。 特に、支持基盤の弱い新人、一年生、そして比例復活候補にとっては、自らの当落をかけるものであり、そこで支持率の低い首相ではとてもではないが当選はできない。 秋の総裁選に向かって、派閥が解体してしまい、明示的ではないかもしれないが「岸田おろし」が始まっている。

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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