Yahoo!ニュース

白鳥浩

白鳥浩認証済み

認証済み

法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説「裏金」を原資として、「香典」を渡していたとしたならば、渡されたほうは浮かばれないだろう。 「お金にイロはない」といわれるが、しかしながら、法を破って集められた「裏金」が、死者を悼むための原資となったとするならば、もらったほうの支持者の側の気持ちはどうだろうか。「裏切られた」あるいは「ばかにしている」というものであることは想像に難くない。 政治には誠実さが求められる。そこには有権者に対する真摯な姿勢が必要だ。 今回の事件を入り口として、より大きな問題に発展する可能性もはらんでいる。今後の推移を見守りたい。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった938

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

白鳥浩の最近のコメント