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白鳥浩

白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

バイデン大統領が、22日に日本に到着された。バイデン氏は翌日の23日は岸田首相と対面で、日本で初めてとなる日米首脳会談を行い、さらにその翌々日の24日には「クアッド」首脳会合として、日本で初開催される、日本、アメリカ、オーストラリア、そしてインドという4カ国の枠組みの初会合を行う。特にこのクアッドには、21日投開票で9年ぶりの政権交代が起こり勝利した労働党の次期首相候補のアルバニージー氏が初めて首脳として外交に参加するという意味でも、新時代を象徴するものということができる。 岸田氏、バイデン氏、アルバニージー氏という新たな首脳の初会合は、インド首相のモディ氏も含めて、岸田政権の参院選前の外交イベントとして重要な意味を持つ。特にバイデン氏が、拉致被害者家族と面会をするというのは、直前の韓国の尹大統領の就任、バイデン大統領の訪韓もあり、重要な意味を持つ。 拉致という人道問題の早期解決を望む。

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コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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