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白鳥浩

白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

終わりの見えないウクライナにおける軍事侵攻に対して日本のさらなる支援が明らかになった。 化学兵器対応の防毒マスクや民生品のドローンを提供するという。防毒マスクは、防弾チョッキなどの延長と考えられる。あえて民生用としたドローンはどうだろうか? 場合によっては想定した使用方法と異なる使用をされることはないものと考えるが、これまでの日本の国際貢献のあり方から逸脱する可能性があるのであれば、しっかりと議論することも必要なのではないだろうか。 平和国家として人道主義に立つ日本のありかたは一定の評価もあるものと考えられる。なし崩し的に、緊急事態を理由として、実質的な内容の変化を行うには国会における議論が必要かもしれない。 ウクライナのひとのいのちを人道主義にたちまもる。そのための議論は重要であろう。

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  • JSF

    軍事/生き物ライター

    ウクライナに送るドローンはおそらく陸上自衛隊の災害用ドローンⅡ型改になるでしょう。これはフランス製の…続きを読む

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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