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白鳥浩

白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説これは、大阪万博を強力に推し進めてきた自民党や日本維新の会にとっては逆風となることも予想される。 この大阪万博をめぐっては、ウクライナ戦争の勃発によって、様々な影響があり、そのスケジュールが非常にきびしくなったということもすでに伝えられ、さらに建築資材の高騰など多くの事前には想定されなかった出来事も重なり、スケジュールどおりにはいかないことはある程度織り込み済みのところともいえる。 いくつかのパビリオンが未完成のままに始まったとしても、「開催してよかった」といえる万博にするべく努力を行っている方々もいる。そうした方たちの努力は尊い。また、開催を心待ちにしている人もいる。 多くの逆風の中、ここまで来てしまっては、万博をよいものとすること以外に道はないともいえる。世界を身近に感じられ、未来を少しでも垣間見ることのできる万博になることを期待する。 成果の検証は今後になる。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 門倉貴史

    エコノミスト/経済評論家

    見解開幕してからも相当数のパビリオンが未完成のままということになれば、開催期間前半の来場者数に影響が出る…続きを読む

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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