補足学習塾の経営者17年目です。「生き残りをかけた競争」は、まさにその通り。年々厳しくなっています。塾は数年で生徒が入れ替わりますから、あっという間に経営が苦しくなります。そもそも、塾は、「生徒数×単価」で売上が決まり、その生徒数の増減は「入塾者数ー休塾・退塾者数」で決まります。少子化やニーズの多様化に加え、集客コスト(たとえばチラシ印刷コスト等)も上がっています。また、労働力不足も大変。特に地方では、なかなか講師が集まりません。飲食業など異業種のアルバイト賃金が上がっていることも、講師不足に拍車をかけています。もともと、純利益1~3%と言われる塾業界です。業界に身を置く一人として、きれいごと抜きに、緊張感を持っています。もちろん、大変なのは塾業界だけじゃないですが…
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
1987年、千葉県船橋市生まれ。東京大学教育学部卒業後、同大学院教育学研究科修士課程修了。在学中20歳で起業し、勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を経営し、現在も毎年200回の教育面談を続ける。また、公教育の支援を続けており、全国の学校・教育委員会・企業のアドバイザーを務めている。教育に関する著書も多数あり、海外で広く翻訳されている。コメンテーターとしてTBS「ひるおび」、TOKYO MX「news FLAG」にレギュラー出演中。
関連リンク(外部サイト)