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れきしクン(長谷川ヨシテル)

歴史ナビゲーター/歴史作家

報告

見解先日、松平健さんのインタビュー記事で、これまで描かれなかった息子と将軍後継者問題について触れていましたが、かなり意外なキャスティングですね! 記事にある通り、徳川家重は「言葉を滑らかに話すことができない」という話が、江戸幕府の公式史料の『徳川実紀』に残されています。 そこには「御多病にて、御言葉さはやか ならざりし故(言葉が滑らかでなかったため)、近習の臣といへども、ききとり奉ることかたし」と記されています。そして、そこには続きがあって、そんな徳川家重の言葉を側近の「大岡忠光」(有名な大岡越前/大岡忠相の親戚)だけは上手く聞き取れたという逸話になっています。 文献以外にも、特徴的な肖像画や遺骨の発掘調査からも、徳川家重は障害を持っていたことが指摘されています。 そんな家重さんが江戸城を抜け出して「流ちょうに江戸言葉を話す」「レイピアという洋剣で戦う」!?めちゃくちゃ気になります!

コメンテータープロフィール

埼玉県熊谷市出身。熊谷高校、立教大学卒。歴史ナビゲーターとして、元芸人の経歴を生かし、明るく分かりやすいトークで歴史の魅力を伝えている。歴史作家としては『ポンコツ武将列伝』『ヘンテコ城めぐり』『どんマイナー武将伝説』など多数の著書を執筆。メディア出演の他、全国各地での講演活動や、歴史系の番組・演劇・ゲームの歴史考証や構成作家を務めるなど幅広く活動をしている。トレードマークは赤い兜(甲冑全体で20万円)で、前立ては「長谷川」と彫られている(特注品で2万5千円)

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