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れきしクン(長谷川ヨシテル)

歴史ナビゲーター/歴史作家

報告

見解「岡村寧次」の刀について知らなかったので、中国のネットのニュース記事を見てみると“侵略の象徴”ではなく“自国の勝利・日本の降伏の象徴”として扱われています。(※岡村寧次が降伏時に中国側に渡したとされる) 軍事博物館にも大々的に展示されているようです。 また“勝利の象徴”ゆえに一種のブランドになり岡村寧次のものとする刀やサーベルの〈贋作〉がかなり作られているようです。 動画内の銘は「崗・宁」という日本ではなじみのない簡体字が使われていて、さらに岡村寧次の刀の贋作と思われるものは「昭和十五年」と刻まれているものが多いようです。 中国では有名な刀ということで動画の制作に中国の方や企業が関わったのでしょうか。 それは不明ですが、まとめますと、 「岡村寧次の刀は中国のニュースを見る限り、勝利の象徴。中国にとって不謹慎ではない」 「動画内の刀は戦後に中国で作られた贋作の可能性が高い」 以上になります。

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コメンテータープロフィール

埼玉県熊谷市出身。熊谷高校、立教大学卒。歴史ナビゲーターとして、元芸人の経歴を生かし、明るく分かりやすいトークで歴史の魅力を伝えている。歴史作家としては『ポンコツ武将列伝』『ヘンテコ城めぐり』『どんマイナー武将伝説』など多数の著書を執筆。メディア出演の他、全国各地での講演活動や、歴史系の番組・演劇・ゲームの歴史考証や構成作家を務めるなど幅広く活動をしている。トレードマークは赤い兜(甲冑全体で20万円)で、前立ては「長谷川」と彫られている(特注品で2万5千円)

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