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大元隆志

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CISOアドバイザー

報告

見解世界的に影響を及ぼした今回の混乱も、完全復旧とは行かないまでも、状況はかなり緩和されて来ているようです。 しかし、多くの航空業界やメディア、医療機関などがトラブルに陥いり、BBCは市場最大のトラブルと表現していますが、今回の影響範囲は僅か1%だったということです。 興味深いことに、BBCによると中国は今回のトラブルによる影響は殆ど発生していなかったとのことです。 理由は中国ではマイクロソフト製品が欧米ほど利用されていないこと、クラウドストライクの利用顧客も少なかったことがあげられています。 僅か1%のシステムを停止するだけで、世界的な混乱に陥れることが出来たという事実は、デジタル化した社会に改めて考えなければならないリスクが顕在化したと考えることが出来るでしょう。

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コメンテータープロフィール

通信事業者用スパムメール対策、VoIP脆弱性診断等の経験を経て、現在は企業セキュリティの現状課題分析から対策ソリューションの検討、セキュリティトレーニング等企業経営におけるセキュリティ業務を幅広く支援。 ITやセキュリティの知識が無い人にセキュリティのリスクを解りやすく伝えます。 受賞歴:アカマイ社 ゼロトラストセキュリティアワード、マカフィー社 CASBパートナーオブ・ザ・イヤー等。所有資格:CISM、CISA、CDPSE、AWS SA Pro、CCSK、個人情報保護監査人、シニアモバイルシステムコンサルタント。書籍:『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』など著書多数。

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