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永濱利廣

永濱利廣認証済み

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第一生命経済研究所首席エコノミスト

報告

見解全体としては上方修正となっています。 しかし、諸々の入り繰りがある中でほぼ民間在庫の上方修正で説明でき、より景気実感に近い最終需要は一次速報からほぼ横ばいですので、判断はほぼ不変と見ていいでしょう。 なお、2024年暦年でプラス成長になるには、次の10-12月期の実質GDPが前年比で+1.3%近く増えることが必要となりますので、今年の実質GDPがプラス成長になるにはかなり高いハードルになります。 裏を返せば、今年の経済成長率がマイナス成長になる可能性がある状況で、よく日銀は利上げを決断したものだなと思います。

コメンテータープロフィール

永濱利廣

第一生命経済研究所首席エコノミスト

1995年早稲田大学理工学部工業経営学科卒業後、第一生命保険入社。1998年日本経済研究センター出向、2000年より第一生命経済研究所経済調査部、2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、2016年より現職。あしぎん総合研究所客員研究員、跡見学園女子大学マネジメント学部非常勤講師を兼務。総務省消費統計研究会委員、景気循環学会理事、あしかが輝き大使、佐野ふるさと特使、NPO法人ふるさとテレビ顧問。専門は経済統計、マクロ経済分析。著作に「経済危機はいつまで続くか」(平凡社新書)、「MMTとケインズ経済学」(ビジネス教育出版社)等。

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