補足元「ICONIQ」と名前の前に付くことが多い彼女ですが、K-POP史的にはガールズグループ人気が底だった2000年代前半に健闘していた4人組・Sugarのメンバーだったことも忘れてはいけないでしょう。 日本でブレイクするK-POPガールズグループもいなかったその時期に日本進出を果たしたSugarは、爽やかな歌声と清潔感のあるポップスでそこそこの人気を獲得しました。伊藤ゆみの韓国でのソロ活動（当時の芸名はAhyoomee／アユミ）では、2006年にアニメ『キューティハニー』の主題歌を韓国語（本人による訳詞）でカバーして話題に。日本でK-POPブームが巻き起こる以前に日韓の懸け橋になろうと努力したアーティストのひとりだと、個人的には高く評価しています。 プライベートも充実してきたようで、これからはママさんタレントとして活動の幅をさらに広げてほしいものです。期待しています！
コメンテータープロフィール
音楽ライター。ニックネームはK-POP番長。2000年よりK-POPをメインにした執筆活動を開始。『ミュージック・マガジン』や『ジャズ批評』、『韓流ぴあ』など専門誌に寄稿。K-POP専門のレーベル＝バンチョーレコード運営（現在は一時的に休止）。著書は『K-POPはいつも壁をのりこえてきたし、名曲がわたしたちに力をくれた』（イースト・プレス）ほか。
