見解慢性的な兵器・弾薬不足に悩むウクライナとしては、露朝の協力をけん制すると同時に、韓国から弾薬供給を受ける可能性を広げたいとの思惑もあるかもしれない。尹錫悦大統領は自由民主主義の守り手を自任しており、少なくとも個人的には、ウクライナに同情的だ。それでも韓国政府がウクライナの期待に応えるのは難しいが、北朝鮮兵士の参戦が事実と確認されれば、肯定的な世論も一部で出てくるかもしれない。
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コメンテータープロフィール
北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)『北朝鮮ポップスの世界』(共著)(花伝社)など。YouTube「高英起チャンネル」でも独自情報を発信中。
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