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木場紗綾

木場紗綾

認証済み

神戸市外国語大学国際関係学科 准教授

報告

解説日本はすでに円滑化協定を英国、豪州と締結しています。フィリピンも豪州と締結しています。訓練、演習、災害救援、能力構築支援など、相手国軍と自衛隊が行き来しやすくするためにさまざまな規制を緩和する枠組みを規定するものです。両国での議会承認が必要な国際約束です。 自衛隊はこれまで、フィリピンとの間にこれがないままに、演習にオブザーバー参加したり、また、2013年には大型台風の緊急支援活動を1ヶ月も現地で行ったりしていました。外国で活動する自衛官を法的に守るために必要な措置であり、早期発効が望ましいと思います。

コメンテータープロフィール

木場紗綾

神戸市外国語大学国際関係学科 准教授

神戸大学大学院国際協力研究科修了(政治学博士)。フィリピン大学研究員、在フィリピン日本国大使館専門調査員、在タイ日本国大使館専門調査員、衆議院議員秘書などを経て現職。専門は東南アジア政治、国際協力論。防衛大学校グローバルセキュリティセンター共同研究員。技能公募予備自衛官(英語)。近著に、Pathways for Irregular Forces in Southeast Asia: Mitigating Violence with Non-State Armed Groups (Routledge, 2022年)、『アジアの安全保障2021-2022』(朝雲新聞社2021年、共著)など。

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