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川端康生

川端康生

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補足あのオーストラリア戦は単なる負けではなく、日本サッカーにとって大きな敗戦でした。前半、幸運なゴール(ゴール前へロビングをGKが触れず)で先制し、後半も残りわずか。いわゆる「勝ち逃げ」に入る時間帯で投入されたのが小野でした。 後にジーコ監督は「中盤でボールを落ち着かせたかった」と語っていましたが、オーストラリアがパワープレーに強みがあったことを思えば、ボールの出所を抑える前線のFWか、ゴール前で競り返せるDFか、どちらかを入れればよかった。結果的に押し込まれ、わずか5分の間に同点、逆転、ダメ押し点を喫することになりました。 何より、あのときの代表は日本サッカー史上最強と言っても過言ではないメンバーが揃ったチーム。ユース年代で世界ベスト8(中田たち)と準優勝した世代(小野たち)が中心で、もっと上を狙える戦力でした。それがあの敗戦で…。本当に勿体ない敗戦だったといまでも悔しく思います。

コメンテータープロフィール

1965年生まれ。早稲田大学中退後、『週刊宝石』にて経済を中心に社会、芸能、スポーツなどを取材。1990年以後はスポーツ誌を中心に一般誌、ビジネス誌などで執筆。著書に『冒険者たち』(学研)、『星屑たち』(双葉社)、『日韓ワールドカップの覚書』(講談社)、『東京マラソンの舞台裏』(枻出版)など。

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