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勝俣範之

勝俣範之

認証済み

医師/日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授

報告

補足森永さんの、診断は、「原発不明がん」なのでしょうか?原発不明がんとは、原発巣(がんの発生部位)が不明なのですが、転移したがんで見つかる病気のことを言います。原発不明がんは、全がん種の3~5%の発生数であり、比較的まれながんの一つです。ただ、近年では、原発不明がんの研究も進歩していて、原発不明がんに対して、ニボルマブ(商品名オプジーボ)の効果が証明されて、承認(保険適用)になっています。  森永さんは、自由診療?として、オプジーボを受けられている?ということですが、この理由はよくわかりません。「原発不明がん」と診断されたのでしたら、自由診療でなく、保険適用の標準治療として、オプジーボを受けられるのがよいと思います。また、自由診療としてがん治療を行っているのは、がん拠点病院のような専門病院ではなく、一般のクリニックが多いので、注意が必要と思います。

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コメンテータープロフィール

勝俣範之

医師/日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授

1988年富山医科薬科大学医学部卒。1992年より、国立がんセンター中央病院勤務。多くの臨床試験の立案、実施に携わる。国立がん研究センター中央病院乳腺科・腫瘍内科外来医長を経て,2011年日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授に就任。『がんの総合内科医』として,抗がん剤治療から緩和ケアまで、患者の生活の質を重んじ支える医療を実践しているほか、正しいがん情報の普及を目指して、SNSや他のメディアでも、情報を積極的に発信している。 がん薬物療法専門医、日本臨床腫瘍学会協議員。

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