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門倉貴史

門倉貴史

認証済み

エコノミスト/経済評論家

報告

見解イスラエルがイランにミサイル攻撃をしたことで中東情勢は一気に緊迫化しており、中東情勢への懸念の高まりにより、原油相場は急伸している。北海ブレントは一時1バレル=90ドルを突破した。  世界銀行は中東での紛争が激化した場合、原油価格が最大75%上昇すると試算している。  日本は国内で消費する原油の9割以上を中東に依存しているため、中東情勢が不安定化すると、ガソリンや石油関連製品の価格高騰に見舞われやすい。  政府はガソリン価格高騰が家計に与えるダメージを軽微なものにするために補助金政策を継続しなくてはならなくなり、年間数兆円の財政負担を余儀なくされるだろう。

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  • 三牧聖子

    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

    解説イスラエルは米国政府に攻撃の直前に通告し、それへの反応を待たずに攻撃に踏み切ったとも伝えられる。バイ…続きを読む

  • 高橋浩祐

    米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

    見解イスラエルは、イラン中部の重要なイスファハン核施設をミサイルで攻撃したとBBCは報じている。両国間の…続きを読む

コメンテータープロフィール

1971年神奈川県生まれ。95年慶応義塾大学経済学部卒業、同年銀行系シンクタンク入社。99年日本経済研究センター出向、00年シンガポールの東南アジア研究所出向。02年から05年まで生保系シンクタンク経済調査部主任エコノミストを経て、現在はBRICs経済研究所代表。同研究所の活動とあわせて、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」など各種メディアにも出演中。また、雑誌・WEBでの連載や各種の講演も多数行なっている。『図説BRICs経済』(日本経済新聞社)、『増税なしで財政再建するたった一つの方法』(角川書店)、『オトナの経済学』(PHP研究所)、『日本の「地下経済」最新白書』(SB新書)など著作多数。

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