補足米国の利下げ観測が遠のくなか、ドル高傾向は続くとみられます。一方で日銀の利上げは通貨防衛的には繋がりますが、景気悪化リスクが高まるため、簡単には出来ない状況です。節目である155円を超えたことで、更なる円安に行く可能性が高まったと言えます。プラザ合意以降の円高時代が終わり、円安時代に転換したと見られるなか、海外から日本の資産が買い叩かれるリスクが高まっています。重要な資産は海外に買われないようにする法制度も検討すべきと思います。
コメンテータープロフィール
専門はマクロ経済及び金融制度分析。大阪勤務時の経験から関西経済、地方創生、万博の経済効果なども研究。日経新聞夕刊の十字路などマスコミ寄稿も多数。著書は「大阪の逆襲」(共著、青春新書インテリジェンス)、「大阪が日本を救う」(単著、日経プレミアシリーズ)。
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