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井上智介

井上智介認証済み

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精神科医/産業医

報告

本日は共通テストですね。受験生の皆さんが、今まで蓄えてきた実力を発揮できることを願っています。 このような時は、本人以上に家族や親御さんも緊張してしまいますね。会場に向かう本人にどのような声かけをしたらよいか悩んでしまって、口数が減ってしまうこともあるでしょう。 もちろん「頑張ってきてね」「落ちついてね」などの励ましもいいですね。ただ、このような時には『体を使った励ましの言葉』をおすすめします。 たとえば『堂々と胸を張っていこう!』『顔を上げていこう!』『自信もって背筋伸ばしていこう!』『1回深呼吸していこう!』なんていいですね。 このような言葉をおすすめできる理由は、本人がその場でスッとすぐに行動できるからです。「頑張ってきてね」よりも具体性があり、実際に体を動かしてみるだけで『よしっ!やるぞ!』と本人の気持ちのギアを一段階あげることができるのです。

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コメンテータープロフィール

兵庫県出身。島根大学を卒業後、大阪を中心に精神科医・産業医として活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、一般的な労働の安全衛生の指導に加えて、社内の人間関係のトラブルやハラスメントなどで苦しむ従業員にカウンセリング要素を取り入れた対話を重視した精神的なケアを行う。精神科医としてはうつ病、発達障害、適応障害などの疾患の治療だけではなく、自殺に至る心理、災害や家庭、犯罪などのトラウマケアにも力をいれている。さらに、ブログやツイッター、講演会などでこれらを分かりやすく「ラフな人生をめざすこと」を発信している。

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