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井上智介

井上智介

認証済み

精神科医/産業医

報告

補足記事にある【電気ショックが1分遅れるごとに救命率は7~10%ずつ低下】はぜひ誰もが知っておいて欲しい知識です。 産業医としても、会社の従業員に心肺蘇生の講話をします。皆さん、緊急時には一刻も早いAEDの必要性を理解していますが、多くの人が『使えるか自信ない…』と言われます。 しかし、大前提として、会社内のどこにAEDがあるのか知らない、そもそも有るのか無いのかすらも知らないという人も大多数。もし、心肺停止を発見した人から『AEDを持ってきて!!』と指示があれば、一目散にそこに取りに行く必要があります。『えっと…どこだっけ…』という時間こそがまさに命取りになります。 使い方だけに焦点を当てずに、まずは一番近くではどこにあるかを把握しておくことから。そのうえで、実際の使い方を含めた心肺蘇生のスキルは消防局で講習が開催されているので、『お住まいの市町村+救命講習』などで検索してみて下さい。

コメンテータープロフィール

兵庫県出身。島根大学を卒業後、大阪を中心に精神科医・産業医として活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、一般的な労働の安全衛生の指導に加えて、社内の人間関係のトラブルやハラスメントなどで苦しむ従業員にカウンセリング要素を取り入れた対話を重視した精神的なケアを行う。精神科医としてはうつ病、発達障害、適応障害などの疾患の治療だけではなく、自殺に至る心理、災害や家庭、犯罪などのトラウマケアにも力をいれている。さらに、ブログやツイッター、講演会などでこれらを分かりやすく「ラフな人生をめざすこと」を発信している。

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