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藤野智哉

藤野智哉

認証済み

精神科医

報告

見解何十年とがむしゃらに家事や仕事を続けてきて、ふと自分の人生に目を向けたときにそのあり方に疑問を持つ人が多くいます。自己のあり方に悩み、ある種の危機とも言えるこの状況は昨今ではミッドライフ・クライシスと呼ばれたりもします。 エリクソンの発達課題で言えば壮年期はこれまでの自身の経験などを活かし次世代の育成に努める時期とされていますが人生100年時代となり、元気な状態でその年齢を迎える人も増えました。 これまでの経験が自分を形づくり、それを次世代に伝えていく、ということを考えるのももちろん大切ですが、伊藤さんのようにまだまだ自分の人生を生きていくという決断をすることもとても素晴らしいことだと思います。 このくらいの年齢になり仕事がひと段落してくると何をしていいかわからなくなったという方もいるかと思いますが、同世代の方が新しいチャレンジをしている姿を見て意欲につなげていただければと思います。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 井上智介

    精神科医/産業医

    見解何歳になっても挑戦する姿はかっこいいですね。ただ、これだけ一流の俳優さんでも、ご自身のキャリアに否定…続きを読む

コメンテータープロフィール

1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。

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