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藤野智哉

藤野智哉

認証済み

精神科医

報告

見解教育現場や習い事で指導者という圧倒的な立場を利用し性加害をしたり、その近しさから信頼、感情的繋がりを得た上で抵抗しづらくするグルーミングが後を断ちません。 性被害に遭った方は「こんなことで騒ぐ自分がおかしいのではないか」「自分にも落ち度があったのではないか」と自責の念に駆られ、また勇気を出して被害を打ち明けても周囲から「大袈裟」「気のせい」などの心無い言葉をかけられ二次被害に遭うことすらあります。子どもと接する職業に就く人に性犯罪歴がないことを無犯罪証明書などで確認する「日本版DBS」を導入するための法案が制定されましたがまだまだ課題は山積みです。 児童などにおいてはすぐには被害を認識できず数年経ってからそのトラウマが襲ってくることもあります。加害はその一瞬の快楽のためであっても被害はその後長くメンタルに影響を及ぼす重篤な犯罪であるということをもっともっと周知していく必要があります。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    見解圧倒的優位な立場を利用した性犯罪は卑劣で許されない犯罪です。改正されて重くなったと言えどまだ刑罰が軽…続きを読む

  • 井上智介

    精神科医/産業医

    見解御家族としても、メディアで取材を受けることは苦痛だったとお察しします。容疑者への憎悪だけではなく、『…続きを読む

コメンテータープロフィール

1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。

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