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出口保行

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犯罪心理学者/東京未来大学こども心理学部教授

報告

解説8060問題、9060問題、いずれにしても高齢化社会の中で社会制度の整備が追い付いていないことによって起きています。こうした死体遺棄事件を起こした者を何人も心理分析していますが、みな「仕方がなかった」「ほかに選択肢がなかった」という言い方をします。もちろんどうにかしなければならないことはわかっているのですが、現実的にはどうにもできないことが多い。問題の解決を日延べにする中で何年という月日が経過してしまいます。背景には孤立や孤独があります。社会の中でどのようにこうした問題を解消することができるのか、常に考えていかなければなりません。

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コメンテータープロフィール

出口保行

犯罪心理学者/東京未来大学こども心理学部教授

東京学芸大学大学院修了後、法務省に心理職として入省。全国の少年鑑別所・刑務所・拘置所で犯罪者を心理学的に分析する資質鑑別に従事。分析した犯罪者数は1万人を超える。その他、法務大臣官房秘書課国際室勤務等を経て、2007年に法務総合研究所室長研究官を最後に退官し、東京未来大学教授に着任。2013年からは学部長。TV等メディアを通しての発信も多く、年間の報道・情報番組の出演は200本を超える。バラエティでもフジテレビ「全力!脱力タイムズ」のレギュラーを8年以上続けている。近著に、「犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉」(SB新書、2022年)、「犯罪心理学者は見た危ない子育て」がある。

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