解説この事件、今となっても不思議なことばかりです。 もちろん親子関係に歪みがあるのは当たり前ですが、それにしてもここまでの事件を引き起こしていてもなお、娘を庇い案ずるような発言が見られる。もちろん、親子ですから愛情が深いのはわかります。しかし、それとこれとは別問題だと考えます。 過保護型であり甘やかし型であり、その養育態度は娘を庇うことを中心に成り立っていたのでしょう。 子どもの年齢がすすめば、自律的に、あるいは自立的に行動できるように仕向けるのが親の役割となります。 今回の親の行動から見て、そのどちらも促進しようとしていたとは思えません。 なぜそこまでしたのか、今後の裁判に注目したいと思います。
コメンテータープロフィール
東京学芸大学大学院修了後、法務省に心理職として入省。全国の少年鑑別所・刑務所・拘置所で犯罪者を心理学的に分析する資質鑑別に従事。分析した犯罪者数は1万人を超える。その他、法務大臣官房秘書課国際室勤務等を経て、2007年に法務総合研究所室長研究官を最後に退官し、東京未来大学教授に着任。2013年からは学部長。TV等メディアを通しての発信も多く、年間の報道・情報番組の出演は200本を超える。バラエティでもフジテレビ「全力!脱力タイムズ」のレギュラーを8年以上続けている。近著に、「犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉」(SB新書、2022年)、「犯罪心理学者は見た危ない子育て」がある。
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