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熱中症の予防と初期対応

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熱中症の予防

室内

エアコンを利用したり、窓を開けて風を通したり、窓から差し込む光を遮断するなどして、屋内の温度が上がりすぎないように気を配りましょう。温度計を近くに置いてこまめに確認するのも良いでしょう。

屋外

暑い日は無理な外出を避けましょう。屋外で活動する場合は、休憩をこまめにとり、スポーツドリンクなどで水分と塩分の補給をします。炎天下では、通気性の良い服を着るのはもちろんのこと、熱を吸収しやすい黒色系の衣服を避けたりするのも効果的です。帽子を使う場合も、時々外して汗の蒸発を促すと良いでしょう。

子ども・高齢者は特に注意

子ども

子どもは大人より汗をかいて体温を調節する能力が発達していません。また、身長が低く地面からの照り返しの影響を強く受けるため、大人が暑いと感じている時、子どもはさらに高温の環境にいることになります。

高齢者

高齢者になると、暑さやのどの渇きを感じにくくなります。また汗をかいて体温を調節する能力も低下します。温度管理と定期的な水分補給を心がけることが大切です。

熱中症になった場合

反応を確認して必要な手当てを

まずは呼びかけて反応があるかどうかを確認します。もし反応がない場合は直ちに救急車を呼び、涼しい場所で体を冷やしながら救急車を待ちます。首の周りや太ももの付け根など太い血管部分を氷のうで冷やすのも有効です。意識がはっきりしている場合は、同時に水分・塩分を補給しますが、そうでない場合は無理に口から水分を与えるのは禁物です。

熱中症による死亡数

記録的猛暑だった2018年には1581人、2020年も1528人が死亡しています。特に65歳以上の高齢者の割合が高いのが特徴です。

熱中症予防を促す情報

熱中症特別警戒アラート

気温が特に著しく高くなり、熱中症による重大な被害が生じるおそれのある場合、「熱中症特別警戒アラート」が前日の午後2時ごろ発表されます(令和6年4月24日から新たに運用開始)。

熱中症警戒アラート

熱中症の危険性が極めて高くなると予測されたときに、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症予防行動をとるよう促すための情報。前日午後5時ごろと当日午前5時ごろの2回発表されます。

暑さ指数(WBGT)

暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい①湿度、②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標です。

ペットの熱中症予防

外出・散歩や室内での注意点

全身が毛におおわれている犬や猫は、体温調節のための汗腺が足の裏などにしかなく暑さが苦手です。ペットが熱中症にならないように注意し、いつもと様子が異なる場合は動物病院に連れて行くなどの対処が必要です。

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