Yahoo!ニュース ドキュメンタリーが「Internet Media Awards 2024」で2部門を受賞しました
Yahoo!ニュースは、さまざまなオリジナルコンテンツをつくっています。
なかでも「『正解』がない時代に、あなたの生きるチカラになる」をコンセプトに掲げるYahoo!ニュース ドキュメンタリーでは、国内外のテーマを取り上げたドキュメンタリー映像と記事をこれまで300本以上制作してきました。
3月21日、そのYahoo!ニュース ドキュメンタリーから2つのコンテンツが「一般社団法人インターネットメディア協会」(JIMA)が主催する「Internet Media Awards 2024」の部門賞に輝きました。(取材・文・撮影:Yahoo!ニュース)
ソーシャル・グッド部門部門賞に輝いたのは
ソーシャル・グッド部門賞に選ばれたのは、2023年8月に公開された「カメラを頭に乗せて川を渡る――軍の圧政下のミャンマー、ジャーナリストが命をかけて伝えたいこと」(久保田徹/Yahoo!ニュース ドキュメンタリー)です。
ドキュメンタリー映像作家の久保田徹さんが監督した作品です。2021年2月のクーデター以降、国軍が全権を握ったミャンマーでは、民主派への厳しい弾圧が続いています。自由と民主主義を失ったミャンマーから逃れ、潜伏しながら発信を続ける映像制作者たちを追った今作。
久保田さん自身も拘束経験を持ち、今ミャンマーで何が起きているのかを、当事者に近い目線で映しています。紛争地域からの貴重な取材記事で、当事者の声に触れることでユーザーに考えさせる力強い内容となっています。
壇上で久保田さんはこう語りました。
ドキュメンタリー映像作家の久保田徹さん
「今もミャンマーには、危険な状況のなかで現状を伝え続けているクリエイターがいます。彼らを支援するために『Docu Athan ドキュ・アッタン』というサイトを立ち上げました。一方で、彼らが置かれた状況を僕自身の作品でも伝えるべきだと考えたのが、今回の制作の背景です。逮捕されずに作品を発表できる、私たちはその自由を守っていく必要があります。今後は、ミャンマーのクリエイターが活動しているタイの国境地帯に拠点を移し、彼らが制作できる環境を整えるなど、活動を広げていく予定です。」
スポンサード・コンテンツ部門賞に輝いたのは
スポンサード・コンテンツ部門賞に選ばれたのは、大和証券グループがスポンサーとなり立ち上がったプロジェクトの特集ページ「DOCS for SDGs - ドキュメンタリーで知るSDGs -」(Yahoo!ニュース ドキュメンタリー)です。
「DOCS for SDGs」は、SDGs(持続可能な開発目標)の課題をドキュメンタリー映像で伝えるために、大和証券グループがスポンサーとなり、2020年3月に立ち上がったプロジェクトです。
ドキュメンタリー作品は発表場所が限られており、クリエイターが制作費や経費を自腹で捻出することも少なくありません。DOCS for SDGsという企画全体をスポンサードいただきながら、個別のコンテンツについては、クリエイターの編集権で制作するという新しいスキームを構築したことで、金銭的にも充実したクリエイター支援を実現しました。
ユーザーに対しては、コンテンツを通じてSDGsの理解を促進するとともに、大和証券グループのSDGs等に関する施策をページ内の一部エリアや、別途開発してきた中高用の探究学習教材、映画祭等各種連携イベントなどを通じてPRを進めてきました。充実した環境で制作された「DOCS for SDGs」のドキュメンタリー作品のなかには、国内外のメディアで放送されたり、海外の映画祭で受賞を果たしたりするものも生まれています。
企画立案を手がけたのは、金川雄策(Yahoo!ニュース)です。プロジェクトに携わったチームを代表してこう話しました。
Yahoo!ニュース ドキュメンタリーの金川雄策
「インターネットでは、2010年代半ばあたりから『動画元年』と叫ばれ、新しいサービスが生まれては消えていく状況です。そうしたなかで、われわれがサービスを続けてこられたのは、妥協せず作品を作り続ける久保田さんのようなクリエイターの皆さん、サポートしてくれたチームメンバー、そしてスポンサーの大和証券グループ様のおかげ。今年こそ『ドキュメンタリー動画元年』として、あらゆるメディアの方々と一緒に、ドキュメンタリー文化をインターネットに花開かせていきたいと思います。」
Yahoo!ニュースは「課題解決と行動につながるニュースを伝える」ため、オリジナルコンテンツの発信を続けていきます。今後もご期待ください。
金川雄策と久保田徹さん
Internet Media Awards 2024で受賞者と審査員のみなさん。今年の応募総数は115件でした
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