Information2022.02.25

「Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム感謝祭2021」を開催しました

「Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム」は、高い専門性や才能をもつ個人の制作活動を支援し、「社会課題の解決」や「明日の行動」につながる質の高いコンテンツを発信するためのプラットフォームとして、さまざまな情報を提供しています。

「発見と言論が社会の課題を解決する」という世界観を掲げる「Yahoo!ニュース 個人」は、誕生から今年で10年の節目を迎えます。2018年に合流した「ショート動画」や「ドキュメンタリー」に続く新たな個人の発信の場として、2020年9月には「Yahoo!ニュース 公式コメンテーター」がスタートし、個人の才能や情熱を形にする支援をさらに強化しています。

これまでも、オーサーとクリエイターら関係者が一堂に会するイベントを開催し、一年の振り返りやアワード受賞者の表彰を行ってきました。今年も昨年に続き新型コロナウイルスの感染防止の観点から、オンラインでの開催となりましたが、2022年2月上旬に事前収録を行った「Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム感謝祭2021」の様子を、部門別に分けてお伝えします。

「Yahoo!ニュース 個人/公式コメンテーター」部門

振り返りと新施策の発表

新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、東日本大震災から10年の節目を迎えた2021年、Yahoo!ニュース 個人では、さまざまな領域において「命を守る行動」を促す情報を届けることができました。

東京2020 オリンピック・パラリンピック開催をはじめ、大きなニュースが飛び交った年でもありましたが、オーサーから投稿される記事本数は1カ月あたり約1,600本に達し、年間を通じて約2万本の記事が発信されました。

今後については、次の新たな10年に向けた発信支援の方向性として、「ユーザーとつなげる」「“新発見”をサポートとする」「AIを活用する」の3つの軸を発表。2022年度より、順次具体施策を導入していく予定です。

また、Yahoo!ニュース 公式コメンテーターでは、専門家であるオーサーやコメンテーターによる配信ニュース記事への解説・補足コメントが毎月2,000本を超えるようになり、サービス開始より約1年半で著しい成長を遂げています。

さらに、トピックス配信記事に対するコメントのカバー率は約40%に到達し、深い専門的知識に基づいたコメントによって、ユーザーが新たな気付きや深い理解を得るきっかけを届けることができました。

今年1月からは公式コメンテーター認知向上のためのテスト施策として、Yahoo!ニュース アプリのトピックス配信記事に「専門家の解説」ラベルが表示されるデザイン変更を段階的に実施し、公式コメンテーターによる解説のついた記事がひと目で分かるようになりました。

今後は、公式コメンテーターとしての発信活動と並行して、他サービスとも積極的に連携しながら、記事や動画による発信活動のサポートもより強化し、さらなる活躍支援を実施していきます。

オーサーアワード、コメンテーターアワード受賞者を表彰

年間を通じてもっとも社会の課題を伝え、議論を喚起し、解説を促進したオーサー/コメンテーターを選出する「オーサーアワード」と「コメンテーターアワード」。 今年の「オーサーアワード」は、一般社団法人水難学会会長の斎藤秀俊さんを大賞として選出しました。水や雪氷にまつわる事件事故、津波・大雨災害の際に取るべき「命を守る行動」とは何か、動画を有効的に活用しながら周知啓発を行い大きな反響をよびました。また、特別賞には気象解説者/気象予報士の森田正光さんを選出しました。

「コメンテーターアワード」の大賞には、精神科医/産業医の井上智介さんを選出しました。国民的な関心の高いニュースや悲惨な事件事故に関するニュースに対し、精神科医の視点から当事者やユーザーの心に寄り添ったコメントを投稿し、建設的な議論を促しました。また、スポーツ社会学者の溝口紀子さん、日本総合研究所 調査部 マクロ経済研究センター所長の石川智久さん、フリーライターの橋本愛喜さん、日本小児科学会指導医の坂本昌彦さんの4名を特別賞に選出しました。

「クリエイターズ」ドキュメンタリー部門

振り返りと新施策の発表

サービス開始から4年目となるドキュメンタリー部門。2021年は70本のドキュメンタリー作品を配信し、質量の両面で飛躍的な成長が続きました。国内外の映画祭にも作品を出品し、多数ノミネート・受賞を果たしたほか、ヤフー発のドキュメンタリーでは初の試みとなったNHKでの番組化など、活動の幅はますます広がっています。

また昨年は「3分間に凝縮した心動かす人物ストーリーを届ける」をコンセプトに掲げた「Micro docs」を立ち上げました。初心者でも視聴・制作しやすいマイクロドキュメンタリーを拡充していくことで、日本のドキュメンタリー市場の活性化を目指していきます。

今後は、若手クリエイターの発掘/育成、Yahoo!ニュースとのさらなる連携、サイトの機能・デザイン改修に取り組んでいくほか、これまでの支払いに加え、広告売上をクリエイターへ還元する新たな施策なども行い、発信活動をより強力にサポートしていきます。

優秀賞受賞者を表彰

年間を通じて優れた発信を継続したクリエイターに贈られるドキュメンタリーアワード大賞「DOCUMENTARY Filmmaker of the Year Award」。今年は、Tokyo Docsにノミネートされた「馬搬日和」をはじめ、3本のドキュメンタリー作品を発表し、北海道在住ならではの視点で心温まる人物ドキュメンタリーを広くユーザーに伝えてくれた山田裕一郎さんを大賞として選出しました。また、Micro docs特別賞には、作品の制作のみならず、Micro docsの新人クリエイターの発掘や育成にも尽力された長岡参(まいる)さんを選出しました。

「クリエイターズ」アーティクル/ショート動画部門

振り返りと新施策の発表

5つのジャンルの中にお役立ち、グルメ、お出かけ情報など生活/趣味領域の情報が展開されるクリエイターズのショート動画配信が始まってから4年。昨年2021年3月からは動画コンテンツに限定せず、より自由な表現発信を支援する「アーティクル(記事)」が新たに始まりました。参加クリエイターの数は開始当初150名だった人数が、およそ1年経って約700名まで増え、累計記事本数も1万本を突破しました。

また、コロナ禍以降、ローカル情報への興味関心やニーズが高まっていますが、「アーティクル」の取り組みの中で、地域に根ざした情報を発信する「ローカルクリエイター」の取り組みも新たに開始。現在では100市区町村を超える地域において、その地域に在住するローカルクリエイターがさまざまな情報を発信しています。

今後は、制作/投稿環境の整備・強化を続けていくとともに、社内の他サービスとの連携強化、記事の「質」を評価するインセンティブ施策、クリエイター同士のコミュニケーション強化などを通して、ユーザーの行動につながる価値ある情報の発信を届けていきます。

クリエイターアワード4部門ごとの最優秀賞受賞者を表彰

1年を通して良質な情報発信を行ったクリエイターを表彰する年間アワードでは、4つの部門から受賞者を選出しました。

アーティクル部門最優秀賞に選出したのは、話題のグルメを実食調査し月150本のペースで記事を配信したグルメブロガーの進撃のグルメさんです。また、地域クリエイター部門最優秀賞には、地域住民に愛された店の閉店を伝える記事で200万PVを達成した相模原市の地域情報ライター、みわんこさんを選出。ショート動画部門最優秀賞は、簡単でまねしやすいお弁当レシピで視聴維持率の高い動画を多数配信した、にぎりっ娘。さんを選出し、3年連続での受賞となりました。エンゲージメント部門最優秀賞は、「いいね」ボタンなどユーザーからの反響がもっとも大きかった、ガーデニングYouTuberのsakuraさんを選出しました。

今年もコロナの影響により、オンライン収録での開催となり、オーサーやコメンテーター、クリエイターの皆様が一堂に会する懇親会の実現は叶いませんでしたが、まずは日々のご活動への感謝の気持ちをお伝えするとともに、今後のサービスの方向性などについてもメッセージを届けることができました。Yahoo! JAPANは日本におけるインターネット業界のリードカンパニーとして、これからも世の中のさまざまな個人の発信活動や活躍を継続的にサポートし、ともに成長していきたいと考えています。

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