Information2016.12.07

「もっと届ける」「もっと身近に」「もっと役立つ」――「Yahoo!ニュース 個人」オーサーカンファレンス2016を開催

Yahoo!ニュースでは2014年2015年に続き、今年も「『Yahoo!ニュース 個人』オーサーカンファレンス」を開催しました。
2012年にスタートした「Yahoo!ニュース 個人」は現在、約500名が書き手(オーサー)として参加。日々、幅広いテーマをさまざまな角度から発信しています。
「発見と言論が社会の課題を解決する」世界観を実現するべく、さらにオーサーの執筆活動を支援し、読者によりよい記事を届けられるよう取り組んでいきます。

プレスリリースはこちら

Yahoo!ニュース 個人の2016年を振り返る

Yahoo!ニュース 個人の2016年を振り返ります。
今年は月間の寄稿本数が前年に比べて23%増加。月間ページビュー(PV)も前年比92%増の成長を遂げました。リオデジャネイロ・オリンピックに関連し、オーサーの皆さまに多くの記事を投稿していただいたこともあり、8月に過去最高となる1億5000万PVを突破。オーサーが執筆した記事に対するお支払いも、年間1億6000万円となり、前年に比べて103%増加しています。

Yahoo!ニュース 個人の3つの新施策

昨年はオーサーの活動機会を広げるための支援として、Yahoo!ニュース個人編集部からの原稿発注や海外への記事翻訳配信、Yahoo!ニュース個人編集部がオーサーの記事を出版社へ紹介する施策を発表しました。
今年はさらによりよい記事を読者に配信するため、オーサーの取材や執筆を支援する新たな取り組みを、「もっと届ける」「もっと身近に」「もっと役立つ」の3つの視点から発表しました。

【もっと届ける】アプリにタブを設置、プッシュ通知も配信

Yahoo! JAPANアプリ、Yahoo!ニュースアプリのプッシュ通知で、アプリのユーザーに届けます。さらにYahoo!ニュース 個人の専用タブも設置。
Yahoo!ニュース 個人から発信される、専門家ならではの視点や専門性に基づいた内容の記事が読者とより近くなります。

【もっと身近に】取材スペースを無料で貸し出し、映像での表現も可能に

東京ガーデンテラス紀尾井町への本社移転を機に新たに設置したコワーキングスペース「LODGE」。
こちらがいつでも使えるプレミアム会員カードをオーサーの皆さまに発行します。
プレミアム会員の皆さまには、映像や写真の撮影、インタビュー用の「スタジオ」を無料で貸し出し、取材に必要な機材や人件費なども無料で提供いたします。

取材や打ち合わせ、執筆、制作をサポートするこのスペースで、Yahoo!ニュース個人編集部スタッフとより密接にコミュニケーションをとることが可能です。

【もっと役立つ】取材費用の支援、年間1000万円の総予算

オーサーから募集した記事の企画案をYahoo!ニュース個人編集部で審査し、採用となった企画の取材費(全額または一部)を負担する取り組みです。

こちらの5つのポイントに基づいて、Yahoo!ニュース個人編集部が企画を審査し、採否をお知らせします。

この取り組みには、オーサーが費用の面で断念していた企画や取材を、ヤフーが取材費などの支援をすることでサポートし、より深い取材に基づいた価値の高い記事を発信したいという思いがあります。第1回目の募集の締切は2月6日です。

さらに、過去32年以上にわたり、新聞、雑誌などをアーカイブ化し、記事情報を検索できるデータベースサービス「G-Search」が無料で利用可能になります。過去の報道や情報を調べることで、記事の内容をさらに深めていただけると考えています。

ヤフー株式会社 メディアカンパニー メディアチーフエディターの岡田聡は、「このようにYahoo!ニュース 個人が大きく成長できたのは、オーサーの皆さまにいただいた記事の力です。今後も新しい施策に取り組み、満足いただけるオーサーの皆さまのサポートを続けることで、社会の課題解決につながる発信を支援していきたいと思います。」と語りました。

今年のアワードを発表

新設のオーサーコメントアワードは矢内由美子さん

Yahoo!ニュースに配信される記事に、オーサー専用のコメント枠「オーサーコメント」を設置してから2年。オーサーの皆さまには、記事だけではわからない背景や視点などを、これまでに約5800件投稿していただきました。

今年のカンファレンスから、このオーサーコメントを受けての「オーサーコメントアワード」を新設しました。第1回の受賞者は、矢内由美子さんです。

矢内さんはサッカー、体操、フィギュアスケートなどの幅広いスポーツの知識と、豊富な取材経験で、説得力のあるコメントをタイムリーに投稿。発信は大きな反響を呼びました。
昨年発表した「社会の課題を伝え、議論を喚起し、解決を促進」に貢献したコメントを選出する月間MVC制度も、8月と昨年12月の2度受賞されました。

矢内さんは「とても嬉しく、とても驚いています。取材のノウハウや原稿の書き方はスポーツ紙時代に教わり、フリーの利点でサッカーを軸足に体操などのもともと好きだったスポーツの取材もやってきました。どんな気づきや議論も、第一報道が大事だと思っています。その立場を忘れずに取材していきたいと思います。」と話しました。

オーサーアワードは湯浅誠さん

「発見と言論が社会の課題を解決する」というYahoo!ニュース 個人の世界観を最も体現したオーサーを選出する「オーサーアワード」。昨年に続き、2回目の発表となります。

今年の受賞者は、社会活動家の湯浅誠さん

湯浅さんは「子どもの貧困対策」というテーマをさまざまな切り口で発信。独自の貧困対策に取り組む自治体の首長や、「こども食堂」の名付け親、子どもの未来基金に4億円寄付した会社役員の男性など、多くの方にインタビューもしています。1つの記事で、Facebookで2万以上のシェアをされるなど、反響も大きいものでした。

湯浅さんは、「私もいろいろな活動をしてきましたが、大きな石を動かすことはなかなか難しい。実際、1ミリ動かすのは大変です。その1ミリを動かそうと行動している人を批判するのではなく応援する、後押しすることをYahoo!ニュース 個人ではやりたいです。また、できるだけ遠くの人にリーチすることを目指し、今まで私の発信に興味をもって記事をよんでくれていた人以外にも、『子どもの貧困』がどういう問題なのか分かってもらいたいと考えています。読んだ読者や取材対象者からも、いろいろな反響がありました。そういった声を励みに今後とも頑張りたいと思います。」と話しました。

ヤフー株式会社 上級執行役員 メディア・マーケティングソリューションズグループ長の宮澤弦は、「アワードは、PVだけではなく内容を重視したいという私どもの意思の現れでもあります。今回も大変難しい選出でした。この1年たくさんの課題に光があたり、議論が喚起され、読者の行動のきっかけとなりました。皆さまの強い意識に基づいた個の発信の力を改めて感じました」と語りました。

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