阪急三宮駅西口から少しだけ東に進んだ高架下にあるお店「スタンドクラシック」。

飲食店が立ち並ぶ界隈ですが、ひっそりしたお店の入り口のため、つい見逃してしまいそうです。

そろりと扉を開けると、昭和初期か大正時代にタイムスリップしたかのような空気が流れています。
目の前には使い込まれた様子の少し急な階段がお出迎え。

◆二階店内の様子

ここ「スタンドクラシック」は、カウンター周り、テーブルともに椅子は置いておらず、スタンディングでお酒と料理を楽しむ、言わゆる立ち飲みスタイル。
皆さまご存知の通り、三宮高架下にはたくさんの立ち飲み店があるのですが…
「スタンドクラシック」には他のお店とは一線を画す大人の艶と粋、そして居心地の良さがあるようです。

お店の看板でもある日本酒は、二階の蔵から自分の好きな瓶を持って降りてきて、スタッフの方についでいただくシステム。

階段をあがると、吹き抜けの中にクラシカルな照明やスピーカーが。
上から覗き込んでみる一階のフロアは、まさに大人の社交場といった風情です。

◆秘密の小部屋発見⁈

小さなドアの向こうに日本酒を置いてある蔵が。
かなり温度を低く設定されているようで、まるで冷蔵庫のようです。

ずらりと並んだ日本酒は全国各地から集められており、よく見かける銘柄から、初めて見る一本まで所狭しと並べられています。

時折聞こえてくる高架下特有の電車の音と振動をBGMに、お気に入りの一本を選ぶワクワク感。
まさに、大人の楽しみ！　と言ったところでしょうか。

有難いことに、瓶には丸い色シールが貼られており、値段もわかりやすくなっています。
一杯290円から用意されていますが、600円ぐらいのが多くそろえられていました。

◆美味しい日本酒に合うアテ

選んだ瓶を席に持って戻り、升にこぼれるぐらいついでいただきました。

料理メニューもお酒と合いそうなアテが揃っています。

茹で落花生は少し強めの塩味が効いていて、まさに酒の肴といった具合です。

明太子とマヨネーズが入った卵焼きは火の入れ加減が絶妙です。

人気ののりすしは一個から注文可能。
シャリが小さく、具が大きい。まさにお酒のアテにふさわしい巻きずしです。

今回の訪問は平日の19時ごろでしたが、店内はほぼ満席で、皆様が思い思いにお酒と料理を楽しんでいらっしゃるご様子でした。
グループはもちろんおひとりさまのご来店も多いのは、こちらのお店の居心地が良い証なのではないでしょうか。

◆素敵な出会いを求めて

大人の艶と粋がコンセプトの「スタンドクラシック」。

素敵な日本酒との出会いを求めて、クラシカルな扉をくぐってみてはいかがでしょうか。

ちなみに入口には「ナンパおことわり」の張り紙が。
…素敵な出会いは、どうか日本酒限定で！　

■「スタンドクラシック」
住所：神戸市中央区北長狭通1-31-33 阪急西口商店街
電話番号：078-332-7789
営業時間：17:00-24:00(L.O23:30)
＊ご予約は出来ません

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