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いつでも来客OKの家づくりはもう卒業!今年は自分をもてなすための片づけにシフトしよう

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

「人がいつ来てもいい家にしたい」という声をよく聞きます。確かに、急な来客でも慌てずに済む家は理想的です。
でも、ふと立ち止まって考えてみましょう。1年365日、あなたが家で過ごす時間がほとんどだとしたら、お客さんが来るのはそのうち何日くらいでしょうか?
10日?それともせいぜい20日くらい?

その数日間のために時間と労力を使うよりも、残りの300日以上を快適に過ごすために動いた方が、ストレスが少なく結果的に自分のためになりますよね。
今年は「人をもてなす家」ではなく、「自分をもてなす家」を目指してみませんか?

すぐに片づけられる家は、自分のための安心感

私は人をもてなすことができる家というのは「すぐに片付づけられる家」だと思っています。
部屋が散らかっていても、すぐ整えられる状態が保たれていれば、急な来客にも対応できますし、自分が心地よく暮らすことにもつながります。



ただ、その片づけの基準を「お客さんのため」にしてしまうと、疲れてしまうこともあります。
一方で、「自分が快適に過ごすため」と思って片づけると、気持ちがラクになるしやる気も湧きます。


たとえば、自分がリラックスできるスペースを確保したり、好きなモノだけが置かれた空間を作ったりすることで、家が自分の居場所としてしっくりくるようになります。

特別なモノは、お客さんじゃなく自分のために

よく「お客さん用」として特別な食器や家具をしまい込んでいる人がいます。
食器棚の奥に眠っているお気に入りのお皿やカップ。せっかくの美しいデザインや特別感を、今年は「自分のためだけに使う」のはいかがでしょう?


朝のコーヒーをお気に入りのカップで飲んだり、何気ない食事を素敵な器で楽しんだりするだけで、日常が少しだけ特別なものに変わります。



また、「お客さんが来るかもしれないから片づける」という意識を「自分をもてなすために整える」意識に切り替えると、焦らず片づけにじっくり取り組むこともできます。
自分をもてなす空間にすることが、暮らし全体の質を引き上げてくれるのです。


人をもてなすための片づけも大切ですが、それ以上に大事なのは、自分をもてなすための空間作りです。


「自分が気持ちよく暮らせる家」を作ることで、自然と来客をもてなす余裕も生まれます。

今年こそ、まずは自分をもてなすことができる家作りを始めてみませんか?
そんな家は、あなたの日常をちょっとずつ変えてくれるはずです。

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ありがとうございます。
小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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