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「カップヌードル ビッグ」とセブン&イオンの”ジェネリック”を食べ比べ 何が違う?

オサーンカップ麺ライター
「カップヌードルビッグ」(中央)と、セブン(左)、トップバリュ(右)の商品

「カップヌードル ビッグ」とセブン&イオンの”ジェネリック”

今回は、日清食品の「カップヌードル ビッグ」と、セブンプレミアムの「醤油ヌードルBIG」、トップバリュベストプライスの「コクとキレの しょうゆヌードルビッグ」を食べ比べます。

「カップヌードル」は世界初のカップ麺
「カップヌードル」は世界初のカップ麺

「カップヌードル」は、世界初のカップ麺にして現在も売上ナンバーワンのブランドとして君臨しています。たくさんの種類のフレーバーを揃えるとともに、「ビッグ」や「ミニ」といったサイズも展開。

スーパーやコンビニのプライベートブランドから安価版「カップヌードル」的な類似商品が多く出ています。

「セブンプレミアム」(左)と「トップバリュベストプライス」(右)のロゴ
「セブンプレミアム」(左)と「トップバリュベストプライス」(右)のロゴ

「カップヌードルビッグ」が定価税別271円なのに対し、セブンプレミアムの「醤油ヌードルBIG」は税別198円、トップバリュベストプライスの「コクとキレの しょうゆヌードルビッグ」はなんと税別178円でかなりの安価。

それでいて、3商品とも麺量は横並びの85グラムで、カロリーなど栄養成分の数値も大きな違いはありません。

「カップヌードルビッグ」(中央)、「セブンプレミアム」(左)、「トップバリュ」(右)の内容物
「カップヌードルビッグ」(中央)、「セブンプレミアム」(左)、「トップバリュ」(右)の内容物

内容物を比べてみても、量だけではなく入っているものの種類まで似通っているどころかほぼ同じで、「セブンプレミアム」と「トップバリュと」もに、「カップヌードル」を強く意識しているのがよくわかります。

日清食品「カップヌードルビッグ」

日清食品「カップヌードル ビッグ」
日清食品「カップヌードル ビッグ」

まずは日清食品の「カップヌードル ビッグ」。世界初のカップ麺である「カップヌードル」は1971年に誕生し50年を超える歴史を誇りますが、「カップヌードル ビッグ」は1991年に誕生しており、こちらも発売から30年を超えるロングセラーとなっています。

「カップヌードルビッグ」完成
「カップヌードルビッグ」完成

胡椒を効かせた醤油味のスープに、縮れのついた油揚げ麺、そして謎肉、エビ、たまごなどの鉄板の組み合わせ。誰しもが知るカップヌードルの定番スタイルです。

大人気の謎肉はもちろん、スープをあっという間に吸っていく麺、大ぶりのエビ、ふわふわで甘いたまごといった特徴を有しており、謎肉の他にもっと粒の小さい別の肉も入っています。

セブンプレミアム「醤油ヌードルBIG」

セブンプレミアム「醤油ヌードルBIG」
セブンプレミアム「醤油ヌードルBIG」

続いて、セブンプレミアムの「醤油ヌードルBIG」。製造はサンヨー食品系の太平食品工業。普通サイズの商品もありますが、「BIG」はセブン-イレブンのみの取り扱いとなっているようです。

セブンプレミアム「醤油ヌードルBIG」完成
セブンプレミアム「醤油ヌードルBIG」完成

醤油味のスープに、中細で縮れのついた油揚げ麺と2種の加工肉、エビ、たまごなどを合わせた、基本的には「カップヌードル」を強くインスパイアした構成。
ただ、入っているものを個別に見ると大きく異なっていることがわかります。

スープは「カップヌードル」に比べて醤油感が強く、濃い醤油の味が楽しめます。胡椒は控えめ。
また、麺はつるみが強くてカップヌードルに比べて伸びにくく、形状や食感がだいぶ違っていました。

ダイス肉には醤油の味が強くつけられており、謎肉に比べて濃くてしっとりした食感。量もかなり多くて充実しています。
エビは小ぶりで量もやや少なめ、たまごはふわふわというよりややスカスカな食感で、カップヌードルに比べて見劣りしている部分。

全体的に、洋風な”ヌードル”より”ラーメン”の方がしっくりくるように感じました。

トップバリュベストプライス「コクとキレの しょうゆヌードルビッグ」

トップバリュベストプライス「コクとキレの しょうゆヌードルビッグ」
トップバリュベストプライス「コクとキレの しょうゆヌードルビッグ」

最後に、トップバリュベストプライスの「コクとキレの しょうゆヌードルビッグ」。製造は明星食品系の東日本明星。明星食品は日清食品グループの一員なので、半ば公式の”ジェネリック”「カップヌードル」となっています。

今回の3品で最も安価で、本家「カップヌードル」とは100円弱もの価格差があります。それでいて内容量やカロリーなどに差はなく、いったい中身がどうなっているのか気になるところではないでしょうか。

トップバリュベストプライス「コクとキレの しょうゆヌードルビッグ」完成
トップバリュベストプライス「コクとキレの しょうゆヌードルビッグ」完成

こちらも「カップヌードル」と同じく、胡椒を効かせた醤油味のスープに中細で縮れのついた油揚げ麺と、ダイス肉、エビ、たまごなどの具が合わせられており、インスパイア感が強い構成。

さすが日清食品グループによる半公式な商品だけあって「カップヌードル」に近い味わいで、温かいうちに食べ比べてもスープの違いがよくわかりませんでした。
冷ましてからじっくり過ぎるほど味わって、なんとなく「カップヌードル」の方が肉の旨みが強く、「トップバリュ」の方が胡椒がやや強いと感じられる程度。醤油の強さはほぼ同等でした。

麺も細さや縮れは本家に近く、ややスープの吸い込みが弱いのと麺自体への味付けが少しおとなしい程度でしょうか。

具の肉はダイス肉のみで2種は入っておらず、「カップヌードル」に比べてジューシーさにも欠けますが、量はむしろこちらの方が多かったです。
エビはカップヌードルと同じような色味ですが小ぶりで、たまごはややスカスカな食感でした。

”ジェネリック”の選択肢は大いにあり

定番の「カップヌードル ビッグ」と、そのジェネリック的な位置付けと思われる「セブンプレミアム」と「トップバリュ」の商品を食べ比べましたが、よりカップヌードルの味に近いのは「トップバリュ」でした。

トップバリュのスープは本家の味に近く、麺や具に多少の安価品らしさはあったものの、100円近い価格差を考えればむしろお得感がありました。特にダイス肉の量は本家を上回っています。

「セブンプレミアム」は、より醤油感の強いスープやダイス肉、さらに食感や形状の異なる麺など、「カップヌードル」インスパイアの形を取りつつも、より良いものを目指した野心的な商品だと感じました。

また、「セブンプレミアム」「トップバリュ」いずれも安価ながら、ボリュームで「カップヌードル」に引けを取っていないところが素晴らしかったです。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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