『子連れ混浴は6歳まで』 残り6自治体の長野県も年齢引き下げへ…条例改正案 長野市、松本市も足並み揃える方向 利用者「体が大きくなっているので」「ひとり親は?」 ”先行実施”の施設も
2月6日は「風呂の日」です。偶然ではありますが、長野県は風呂に関係した条例改正案の議会提出を決めました。改正の中身は「子連れでの混浴」の対象年齢の引き下げです。これまでの「9歳まで」を「6歳まで」に引き下げるもので、長野市と松本市も合わせて同様の条例案を提出する予定です。なぜ、引き下げが必要なのか。現状と受け止めを取材しました。
2月6日は語呂合わせで「風呂の日」。長野市の温泉施設では入館料の100円値引きなどのサービスが行われました。 温泉の利用客: 「温かいのでついつい来ちゃいます」 サウナの利用客: 「整います、もうばっちりです」
6歳までに引き下げ 「心身の発達考慮」
にぎわう施設にも関係する条例案が2月県議会に提出されることになりました。 「子連れ混浴」の対象年齢引き下げです。これまでの「9歳まで」を「6歳まで」に引き下げます。 「心身の発達を考慮し、トラブルを避ける」のが主な目的です
1月時点で残り6自治体 知事「もっと早く検討必要だった」
2020年、国は目安を「おおむね6歳まで」に引き下げました。異性との入浴を恥ずかしがる年齢が6歳と7歳で多かった等の調査に基づくものです。これにより全国で引き下げが広がりましたが、2024年1月1日現在、県、長野市、松本市を含む全国6自治体(他は神戸市、姫路市、西宮市)が引き下げていませんでした。 阿部守一知事: 「もっと早く県として対応を検討する必要があったと思う。世の中の動きがそういう方向になっているので」
利用者の反応は 「体大きいし」「ひとり親は」
利用客は… 40代男性: 「時代の流れかなというのもあったりするが、ある程度、子どもの体も大きくなっているし、それぞれいろんな考え方があるので致し方ないと感じる」 30代女性: 「それでいいと思います。もし異性の親と入りたいならお家で入ればいいかなとか、温泉に泊まりに行けば家族風呂とかで一緒に入ればいいと思う」 30代女性: 「一人親の人だと、どうしても小さい子だと一緒に入りたいというのもあると思うので、弊害というわけじゃないけど、一緒に入りたいなというお母さんはいると思う」