《ブラジル》県連日本祭り 3日間で18万4千人来場 開会式で無事の開催祝う
ブラジル日本都道府県人会連合会(県連)主催「第25回日本祭り」が12~14日の3日間、サンパウロ市のサンパウロ・エキスポセンターで行われ、13日には開会式が行われた。3日間で昨年とほぼ同じ約18万4000人が来場した。
開会式には、林禎二駐ブラジル日本国特命全権大使を始めとする日本政府関係者や、片桐キム連邦下議、中島マルシオサンパウロ州議、野村アウレリオサンパウロ市議ら日系政治家、ブラジル日本文化福祉協会石川レナト会長ら日系団体代表、リカルド・ヌーネスサンパウロ市長、マリリア・マルトンサンパウロ州経済文化長官らブラジル行政関係者、スポンサー企業代表者らが出席した。 挨拶に立った谷口ジョゼ県連会長は開催協力者への感謝を述べるとともに「日本祭りは世界最大級の日本文化祭りです。日本文化のワークショップやショー、各都道府県自慢の郷土料理をぜひ楽しんでください」と会場に呼びかけた。 林大使は日本祭りの無事の開催を喜ぶとともに、今年の移民116周年、来年の日伯外交関係樹立130周年など日伯の友好関係の歴史について触れ、今後ますますの関係深化を祈念した。
ヌーネス市長はサンパウロ市には多くの日系議員がいると述べ、「多くの日本移民がきてくれたことで、市の経済や文化は活性化した。この場を借りて感謝の言葉を伝えたい」と語った。野村市議は「サンパウロ市では毎週のように日本関連のイベントが行われている。日本文化の市観光分野への貢献はとても大きい」と語った。マリリア長官は「今年は文化交流だけでなく、日伯間のビジネス交流を促進する『ふるさといいもの展』という大切な場も設けられた。今後も日伯の関係が強くなることを期待しています」と語った。 来賓挨拶後、市川利雄元県連会長から、同祭の司会を25年続け、日本祭りを支えてきた高橋カルロス氏へ「恩返し」として記念プレートが贈られた。 大間知アルフレッド実行委員長が「今年も多くのボランティアに支えられ、無事に開催できたこと心から感謝します」と述べ、開催宣言を行った。 在サンパウロ総領事館の清水享総領事が音頭を取って鏡開きを行った。 県連によれば、開催3日間の来場者数は約18万4000人、開催に協力した無償ボランティアの人数は約1万人を超えていたという。