【マイルCS・厩舎直送】叩き2戦目エルトンバローズ前進必至 西村淳也とのコンビで僚馬ルガルに続け
[GⅠマイルチャンピオンシップ=2024年11月17日(日曜)3歳上、京都競馬場・芝外1600メートル] エルトンバローズ(牡4・杉山晴)はGⅡ毎日王冠3着からここに駒を進めてきた。昨年のこのレースは4着に敗れたが、最後までじわじわと脚を伸ばして0秒2差。レースぶりは悲観するものではなかった。 「昨年は3歳で斤量の差はありましたけど(4歳以上より1キロ軽い57キロ)、よく頑張ってくれましたね。キレでは見劣りますが、ジョッキーがうまく導いてくれると思います」 担当の田中助手は、9月のスプリンターズSでGⅠ初制覇を飾った西村淳の手綱に期待を込める。そのスプリンターズSを制した僚馬ルガルに続くGⅠ勝利へ、若手ホープに託す形だ。 放牧明けの前走をひと叩きされた効果で前向きさがアップ。「先週の調教で今までになく引っかかる面を見せていましたが、行きっぷりがいいというところで、マイルの距離がいいかなと思いますね」と田中助手は分析する。水曜に予定されている最終追いできっちりと態勢は整いそうなムード。厩舎は先週のGⅢ武蔵野Sをエンペラーワケアで制して勢いづいており、同助手は「今回もいい状態でレースを迎えられると思います」とうなずいた。
東スポ競馬編集部