ボールを競り合うセルティックFW前田大然（ロイター）

＜UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）セルティック1－1クラブ・ブルージュ＞◇27日（日本時間28日）◇1次リーグ第5節◇グラスゴー 【写真】観戦するセルティックサポの79歳ロッド・スチュワート 　セルティック（スコットランド）の日本代表FW前田大然（27）がスーパーゴールを決め、マッチMVPを獲得した。 　1点を追う後半15分、ペナルティーエリア左へ走り込んでパスを受けると、左足インサイドでのワンタッチターンで右へ切り返し、すぐさま右足を振り抜いた。ボールは鋭い弾道で対角のゴール右ポスト際に突き刺さった。 　今大会5試合目で3点目で、今季公式戦10点に到達した。鋭い出足、鮮やかな足技、そして電光石火の右足ゴール。どれを取っても一流のプレーだった。このゴールに観客席のサポーターは熱狂した。熱心なセルティックサポーターで知られるロック歌手、79歳になるロッド・スチュワートの姿もスタンドにあり、周囲のファンと喜びを爆発させていた。何よりピッチ上のロジャーズ監督もこぶしを握り、ガッツポーズで感情をあらわにした。 　後半25分にクラブ・ブルージュFWジュルガにエリア内の混戦から巧みなプレーで勝ち越し点を奪われたが、パスを受ける前に左足が出ておりVARチェックでオフサイド判定。運にも味方され、前田のスーパーゴールは勝ち点1につながった。 　前田のほかにFW古橋亨梧、MF旗手怜央が先発出場。フル出場の旗手は的確なプレーで攻撃を組み立て、前田とともに後半31分にベンチに下がった古橋は、縦への鋭い抜けだしからシュートを放つ場面もあった。 　セルティックは2勝2分け1敗の勝ち点8で36チーム中20位となっている。