小泉今日子「30年の中で一番好きな日本映画」 ロックバンド・GEZANのボーカルが初監督
歌手で俳優の小泉今日子さん(58)が9日、映画『i ai』の公開記念舞台挨拶に登場し、演じた役を振り返りました。 映画は、オルタナティブロックバンド・GEZANのフロントマンとしても活動しているマヒトゥ・ザ・ピーポーさんが初監督を務め、マヒトさん自身の実体験をもとに、主人公のバンドマン・コウ(演:富田健太郎さん)とその仲間たちが音楽と共にすごした日々が描かれます。
小泉さんは、コウや仲間たちが集うライブハウスの店長を演じました。役どころについて聞かれると、「ライブハウスに夢や憧れをもって集う若者たちは今でもたくさんいると思うんですけど、その中で音楽をなりわいにして生きていける人って本当にすごく少ないと思うんですよね。でもそういう人たちが置いていった夢の“墓守”のようなそんな気持ちで演じさせていただきました」と明かしました。 また、マヒト監督が紡ぐ詩的な“ことば”と映像美が魅力となっている本作について、小泉さんは「本当に、30年ぐらいの時間の中で一番好きな日本映画でした」と絶賛しました。