『ピクミン4』ボリュームモリモリで満足度最高。ストラテジー系のゲームが好きな人なら絶対にハマる【夏のおすすめゲームレビュー】
ファミ通の編集者が2024年夏のおすすめゲームを語る連載企画。今回紹介するゲームは、不思議な生き物のピクミンたちといっしょに未開の惑星を探索する人気シリーズ最新作『ピクミン4』です。 【記事の画像(1枚)を見る】 ※本企画は、週刊ファミ通2024年6月20日号(No.1852/2024年6月6日発売)の特集“編集者38人それぞれが選ぶいまオススメしたい38のゲーム”をWeb用に調整したものです。 【ゆーみん17】のおすすめゲーム 『ピクミン4』 対応ハード:Switch発売日:2023年7月21日発売メーカー:任天堂価格:6578円[税込]、ダウンロード版6500円[税込]『ピクミン4』公式サイト 【こんなところがおすすめ】: 王道『ピクミン』でありつつ、新しく、初心者も遊びやすい遊びの取捨選択ができるほど、たっぷりボリュームあの設定って……そうだったの!? の謎を知れる 10年待った! 『ピクミン4』 じつは10年ぶりの新作(※):。ボリュームモリモリで満足度超高!! シリーズ作品で名作だからこそ、以前評価された点を超えないといけないハードルの高さがあると思うんです。それが全体的にしっかりとパワーアップされていて、すばらしい作品だったと個人的に思いました。 ※スピンオフの『Hey! ピクミン』が2017年に発売。また『ピクミン3』に追加要素を加えた『ピクミン3 デラックス』が2020年に発売 本シリーズをものすごく簡潔に説明すると、「制限時間の中、限られたリソースを使い、“ダンドリ”よくアイテムを回収したり、人を捜したり、敵を倒す」ゲーム。個人的にはRTS(リアルタイムストラテジー)の楽しさに似ていると感じます。 自分はシリーズを全作遊んでおり、とくに『ピクミン2』は思い入れが強くあります。独特で少しスパイシーな世界観も好き。当時は子どもながら効率を求めてプレイしており、先述のRTS系のジャンルが好きになるきっかけになったのではないかと思っています。英才教育としてオススメ◎。 また、本作は従来のシリーズを遊んできた人にはとくにうれしい要素があり、ファンとしては大興奮モノでした。過去に気になっていたフラグなども回収されます。とくに地下探索が復活しているので、『ピクミン2』が好きだった人はうれしいんじゃないかなぁ。 プレイフィールもよかった。本作での大きな革新のひとつがオッチンという存在。従来は複数の人間を切り換えて作業するものでしたが、本作ではバディがオッチンという原生生物であることで、ヒトができないことをできる&集合したときにできることが増えるというバランスがよかったと思います。 個人的に楽しかったのは、“ダンドリチャレンジ”というやり込み要素。このモードでは効率(ダンドリ力)を評価してもらえます。やはり自分の成績が目に見えるのはいい。 “葉っぱ仙人の挑戦状”という難しいコースもフルでやり込みました。手持ちのピクミン(コマ)をいかに効率よく配置できるか、使用する種類は正しいか、切り拓く道順は、倒す敵は最小か? などと考えることは多いです。プレイしながら考えたり、自分で図に起こしてみてルートを考えてみたり、やりがいがありました。 やはりそういった意味ではストラテジー系のゲームが好きな人にオススメできるかも? 遊び応えもありつつ、難度的には初心者でも親しみやすい工夫が多くなされているので、『ピクミンブルーム』で『ピクミン』を知った方や、ニンテンドーカタログチケットで引き換えるソフトを迷っている方などにも、ぜひやってみてほしいな。