スマッシング・パンプキンズ、90年代のバンド・スタイルで制作に挑んだ「ありのままの」アルバム完成
スマッシング・パンプキンズが最新アルバム『Aghori Mhori Mei』を8月2日にリリースする。全33曲・3幕のロックオペラアルバム『Atum』をリリースしてから約1年3カ月ぶりの新作。当初はデジタル配信のみで、その後フィジカルリリースが予定されている。 【写真を見る】「グランジ」史上最高のアルバム50選 フロントマンのビリー・コーガンは声明でこう語っている。「この新しいアルバムの制作中に、『You can’t go home again』という格言に興味を持ちました」(※一度家を出て自立すると、自分自身やその家を取り囲む環境も変化することため、二度と同じ家に戻ることはできないという意味) 「たしかにこの言葉は正しいとも思いますが、ただ感傷的に過去を振り返るのではなく、むしろ自分自身が前進するために、自分なりにこの言葉の真意を探ろうと思いました。今までの成功と失敗のバランスの中で、1990年から1996年ごろの私たちの音楽の作り方が、まだ何か新しいものを引き出せるかどうか確かめるためでもあるのです」 スマッシング・パンプキンズが7月19日にSNSで明らかにしたように、このアルバムは先行シングルなしでリリースされ、8月2日に「ありのままの作品」としてファンに直接届けられる予定だ。コーガンはファンに向けてこう語った。「このアルバムに収録された10曲、約45分聴いてもらって、今作品でもう一度あの頃の“家”や”故郷”に帰れたかどうかをファンに決めてもらう」 スマッシング・パンプキンズは、過去数年にわたるツアースケジュールの合間に新作アルバム『Aghori Mhori Mei』をレコーディングしてきた。このツアーは2024年も続き、グリーン・デイの『Saviors Tour』での共演や単独公演、フェスティバル出演も予定されている。 スマッシング・パンプキンズ『Aghori Mhori Mei』 収録曲 1. Edin 2. Pentagrams 3. Sighommi 4. Pentecost 5. War Dreams Of Itself 6. Who Goes There 7. 999 8. Goeth The Fall 9. Sicarus 10. Murnau
DANIEL KREPS