【毎日書評】デジタル全盛の時代に手帳で「手書きアウトプット」をする大きなメリット
『文房具ソムリエの手帳時間』(石津ヒロシ 著、秀和システム)の著者は、実家の文房具屋さんを36年間にわたって運営してきたという人物。「TVチャンピオン極 ~KIWAMI~」(テレビ東京系)の文房具王選手権で優勝し、文房具王になったこともあり、“文房具ソムリエ”として文房具をプロデュースもしているのだといいます。 さらには、多くの手帳を手がける“手帳プロデューサー”としても活動されているそう。ちなみに手帳に関しては、使いこなそうとしても、なかなか難しいなと感じることもあったようです。そこで自分で工夫をしながら、手帳に合う文房具を選びつつ、独自の「手帳時間」を有効活用してきたのだといいます。 また、実際に長らく文房具屋さんで接客し、手帳も販売してきたため、手帳に関する多くの悩みも耳にしてきたようです。 そこでこの本では、手帳で目標を達成できる使い方、手帳が続くコツ、自分に合った手帳を見つける方法などを、私の経験を踏まえた上でお伝えしていきます。 この本を読んでいただければ、そういった悩みがなくなり、人生が変わる、好転するほどの手帳に出会えて、自分に合った手帳の活用ができるようになります。(「はじめに」より) 「そもそもなぜ、いまの時代に手帳なのか?」と思われるかもしれません。しかし実際に著者のお店まで手帳を買いに来られる経営者の方や、成功されている方はみな、「手帳は絶対に必要だ」と考えている方ばかりだったというのです。 そして話を聞いてみると、その最中でさえ手書きでアウトプットしている方もいらっしゃったのだとか。そういった姿を目にしてきただけに、「手書きで手帳にアウトプットする大切さを伝えなければ」という思いにかられたのだといいます。 でも、なぜ手書きアウトプットが重要なのでしょうか? 第1章「目標は『手を動かすこと』で達成する」のなかから、その答えを見つけ出してみましょう。