レッドソックス、NBAファイナル制覇に王手のボストン・セルティックスに配慮、ヤンキース戦開始40分早める
レッドソックスは14日(日本時間15日)、本拠地にヤンキースを迎えて、今季初の「伝統の一戦」を行う。NBAファイナル優勝に王手を掛けたボストン・セルティックスが、同日、敵地ダラスで第4戦(東部時間午後8時30分開始)を行うため、地元ファンが両方の試合を楽しめるように、レ軍は、試合時間を当初の予定より、40分早い午後6時30分開始に変更した。セルティックスのスティーブンGMやマズーラ監督と親交深いレ軍・コーラ監督は、13日、本拠地でのフィリーズ戦の前にメディアに応じ、地元チームにエールをおくった。 「あと1つ。できれば、明日決めて欲しい。待ち遠しい。(我々の)6時半からの試合の後で、皆が楽しめる夜になるだろう」 スティーブンGMとは、コロナ禍の2020年、感染防止のため宿舎を隔離する「バブル方式」を取ったMLBのノウハウを、相談されて交流が始まった。現在は、開幕前にコーチ陣とズームで会談し、プライベートでも家族で本拠地「TDガーデン」に観戦に出掛ける間柄だ。コーラ監督が、マズーラ監督と意気投合したのは、「データより、実際に目でみたことを信じる」伝統的な指導方針が共通していたからとも語った。 「2018年のレッドソックス(ワールドシリーズ優勝)に似ている。選手とコーチングスタッフがそろって、圧倒的な強さで地区優勝し、ファイナルでも勢いに乗っている」 フェンウェイパークの客席にもセルティックスのユニホームを着た観客が増えている。第3戦が行われた前日は、レ軍の試合後、ファンはそのまま球場近辺のスポーツ・バーに流れて、王手の瞬間を見守った。野球は、宿敵ヤンキースとの黄金カード、バスケットボールは、NBAファイナル。ボストンの金曜の夜が熱くなりそうだ。
報知新聞社