【ACLE】横浜ハッチンソン監督、上島への信頼語る ブリーラムの攻撃は「隣の彼が止める」
アジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)第4戦に臨む横浜F・マリノスのジョン・ハッチンソン監督(44)とDF上島拓巳(27)が5日、翌日のブリーラム(タイ)戦に向けた公式会見に臨んだ。今大会1次リーグで2勝1分けと好調な相手に対し、横浜は1勝1分け1敗。上位浮上へホームで勝ち点3が求められる大事な一戦となってくる。 初戦で光州(韓国)に3-7と大敗したと思えば、続くホーム戦で蔚山(韓国)に4-0と大勝。第3戦はアウェーで山東に勝ち越しながら、試合終了目前のアディショナルタイムの失点で2-2と引き分けている。9月、10月と2カ月間で中2、3日での15連戦という過密日程に悩まされ、それがチーム事情にも影響してきた。 そして今回は強力2トップが売りのブリーラムとの対戦。ブラジル人ストライカーのビッソリ、タイ代表FWジャディードが前線に並び、10番を背負うトップ下のブラジル人MFクリスピムも加わってくる攻撃陣は手ごわい。 それでも上島は前をしっかり見据えながら「僕はコンディションが上がっているし、いいフィーリングでプレーできている。強力のアタッカー陣とこう戦うことは一番の喜びであり、僕自身の良さを発揮できる土俵だと思っている。そこの2トップを抑えて優位に試合を進めていくことがキーポイントになってくる」と意欲的に話した。 それに呼応するように、ハッチンソン監督は「とにかくストロングな2トップに関しては、私の隣にいる彼が怖がることなくやってくれると思う。相手はボールを奪ってのトランジションに強みがあると思いますが、そこは上島がしっかり止めてくれると思っている」と厚い信頼を口にした。その言葉を隣で聞いた上島は表情を引き締め、何度もうなずいた。 そして横浜が大事にするアタッキングフットボールを強調。「大事にしたいのはボールとのつながりです。試合開始から支配したいと思っていますし、敵陣でボールを握ることを考えている。明日の試合ではしっかり自分たちの試合を進めていきたい」。勝ち点3だけを求めて、強敵にも真っ向勝負を仕掛ける構えだ。